Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

が、当座はひとまず菜園のほうで」

おだてられて不承不承、智深は酸棗門外の畑へ移されていった。管理所だの菜園目付のといえば聞えはいいが、来てみればただの大きな畑番の番小屋。「……ふざけやがって。ようし、わが輩をこんな所の案山子に使おうというなら、おれの起居にも干渉はさせんぞ。そんなら、いッそ気楽でいいが」と、ここに花和尚魯智深は、ここの大地主にでもなったような気で持ち前の“野性の自適”をきめこみだした。

日ならずして、近所のごろつき街の空気には異変が起っていた。いつもの調子で畑荒らしに入った奴が、巣へ帰って言いふらしたのだ。

「おいおい、行ってみや。番人が代ったぜ。こんどの奴ア八頭芋みてえな面をした凄え坊主だ。おまけに、墻門に何やらむつかしい掲示なんぞ貼りだしやがる」

「なに代ったって。どれどれ、どんな野郎か、面を見ようぜ。それに掲示たあ何だい?」

与太もンどもはつながって、掲示の杭を取り巻いた。文にいわく。

――爾今、当山ノ僧人魯智深ヲシテ菜園ヲ管理セシム。耕夫ノ令、厨入ノ百菜、スベテ右ノ者ニ任ズ。

猶又、無用ノ者、入ルベカラザル事。犯サバ、懲シメニ会ワン。