Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

手も出せませんや」

「むむ……それじゃあムリもない。そんな豪勢な賊寨か」

「おまけに、近ごろその仲間へ落ちていった、もと宋朝の禁軍の師範、豹子頭林冲というのがまた、めッぽう腕の冴えた男とかで、いよいよ梁山泊と聞いたら泣く子も黙るくらいなもんです」

「が。妙だナ、それも」

「先生、なにを首を傾げなさるんで」

「だって、いかに今は、濁世のどん底とはいえ、上には宋朝の政府があり、地方には各省の守護、管領。田舎には郡司、県吏もいるものを、そんな大それた群盗が、天もおそれず、山東の一角を占めておるなど、信じられんことではないか」

「さ、それがですよ先生。このごろの役人ときたら、賄賂には弱く、人民には強く、検地や事件で村へ来ようもンなら、豚、羊、鶏、家鴨まで食らいつぶしたあげく、晩には娘を伽に出せの、帰りには土産を馬に着けろなンて吐かしゃあがって、そのくせ、ちょっと手強い山賊や無頼漢にでもぶつかると、逃げまわるのが関の山で、たとえ、盗難や乱暴者があって、訴え出たって、間に合う頃に来たためしなどありやしません」

「ひどいな。本当かな、それは」

「嘘だと思ったら、先生もちと、この辺へ住んでごらんなさいよ」