Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
「そりゃ見てはおれまい。幸い、わしの住んでいる土地には、晁蓋というなかなか肯かない荘院がおる。そのせいか、それほどでもないが」
「だから奴らには、金力か腕か、どッちかでなけりゃあ応対もできません。弱い土地の、素直な土民と見るほど、権柄を振り廻すのが、いまの役人ですからね」
「貧土こそわが世の春といったような振舞だな。これや何とかせずばなるまいて」
「そうですよ、先生。なにもさもしい根性で、役人暮らしの垣の内を覗くわけじゃあねえが、大ゲサに言やあ、金銀は秤で分け取り、衣裳は好み放題、食い物は贅沢ざんまい。それがみンな、人を泣かせてせしめているものだから、業腹でたまりません。こちとらなど、働いても働いても、どうしてあいつらの真似もできねえのかしらと、稀にゃあ、情けない気もしてきますぜ」
「なんだ、漢たるものが!」――と呉用智多星は、ここぞと、語気を入れて、叱るように、兄弟の顔を、らんと睨め廻した。
「あんた方は今、いう口も穢れるように、腐れ役人を嘲ったじゃないか。その口ですぐ、役人暮らしの真似もできぬとは、なんたる意気地のない愚痴か、みッともないぞ、いい漢が」