Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

「いやいや、公孫先生、おあわてなさるな。――ご紹介いたしましょう。このお方は」

言いかけるのを引き取って、呉用は、自分から加亮智多星と名のりを告げ、そして、

「こんなところで、ふとお会いできようとは、じつに意外。一清道人、公孫勝のお名は、夙に江湖(世間)で伺っていました」

「さては、貴殿が呉学究加亮先生でございましたか。さても、広いようで世間はせまい。しかし、さすが晁家のお知り合いは違ったもんですな」

「奥にはまだ、今日しも、心をゆるしあった幾人かが寄っていますが。……ご主人、ひとつ公孫勝氏も、その座へおひきあわせしようではないか」

「先生のおゆるしとあれば」

晁蓋は先に立って、奥なる客間へあらためて、また新しい一人を加え、阮の三兄弟と、食客の劉唐を交じえ、ここに一堂に会する者七名となった。

「思えば、不思議な」

晁蓋はやがて言った。

「先頃てまえは、わが家の棟に、北斗七星が落ちると夢見て、眼をさましました。ここに偶然、七人の顔が揃ったのも、夢の知らせ、事成就の吉兆でもありましょうか」

「げにも」

と、呉学人は、うなずいた。

「これこそ晁氏の積善の報いだろう。かえすがえす幸先はよい。