Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

――その雪のおん膚、美妙な薫り。また纒い給う銀紗のおん衣から、藍田の珠の帯やら白玉のかざりにいたるまで、光燿そのものの中にあるおすがただった。

「星主には、おつつが無うて」

と、女神のきみは、あくまで、宋江を初めてみる者とはしていず、お久しぶりゆえ、と祝いで、すぐ侍女に酒を命じた。宋江は酌がるるままに三献ほどいただいた。女神はまた、

「おさかなに、その棗を」

と、仙界の棗の実などすすめられる。宋江はそれも食べ、核子は捨てる所がないので、掌のなかに握っていた。

口中は麝香をふくんだようである。ほのぼのと、身のうちはかろく、

「身は、蝶になって、花のあいだに在るようなここちです。思わず過ごしました。もういただけませぬ」

と、瑠璃の杯を侍女へ返した。

「あまりおすすめしても……」

と、女神は黒曜石のような眸を侍女へやって、

「では、天書の三巻を、これへ」

と、いいつけ、すなわち、宋江への贈り物とした。

それは黄紗にくるまれた三巻の書で、たてよこ五寸、厚さ三寸。――女神はそれを彼へさずけてから告げた。

「星主。どうぞ天に代って天書の道を人の世に行ってくだされませ。あなたのほかに、その人はありませぬ。