Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
三重の城壁と二つの荘門を堅め、銅鑼、鼓笛を鳴らすこと頻りに急であった。――そしてたちまち、城門の吊り橋をさかいに、同族李応の人数と睨みあいの対峙となった。
「申すことあり! 祝の小伜ども、これへ出て来い」
李応が呼ばわると、
「オオなんだ! 麓の伯父」
と、三男の祝彪が、これも縷金荷葉のうすがねの兜に、紅梅縅しのクサリ鎧を着し、白馬紅纓の上にまたがって、三叉の大鎗も派手派手しく、部下百人の先頭に立って城門の外へ出てきた。
「彪だな、きさまは。こらっ、いつのまにきさまはそんな生意気口を覚えたか。その口にはまだ、おふくろの乳の香が消えておらんじゃないか。そもそも、きさまのおやじとこの李応とは、切っても切れぬ同族であるのだぞ。家柄として、祝家を宗家と立てているが、血からいえば、きさまらはわが輩の甥ッ子と申すものだ。……しかるに、何ぞや」
「はははは。李家の伯父。無理をしなさんな。セイセイ息を喘っているじゃないか。その先の文句は彪からいってやろう。――おれたち兄弟の手に落ちた梁山泊の廻し者、時遷という蝙蝠面をした小盗人を、返してよこせというのだろうが。どうしておめおめ返せるものか。