Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

梁山泊はわが祝家荘の敵国だ」

「だまれ、ばかもの」

「ばかとは何だ。さては李家の伯父も、欲にかかって、いつのまにか、ぬすっとたちの後ろ楯に廻ったな」

「よく聞け。あの時遷という男は、決してさような者ではない」

「ないといっても、当人が白状している。道づれの楊雄、石秀の二人に誘われ、梁山泊へ行く途中だったと、拷問にたえきれず、白状しているんだから疑いはない。――それを戻せというからには、李家も臭い。梁山泊の手先になって、宗家のわが家を乗っ取ろうという腹か」

「青二才。いわしておけば」

「何を、老いぼれ」

祝彪の朱い姿が、飛焔のごとく、李応へせまった。――李応の長鎗、彼の三叉の鎗が、からみあって、音を発し、閃々といなずまのような光を交じえ、とたんに、両勢入りみだれて陣鼓、喊声、一時に鳴りとどろき、いずれも早や、退くに退けないものとなったが、そのうちに、城壁の高櫓から、二男の祝虎が狙い放した一すじの矢が、李応の姿を、どうと、馬の背から射落した。

「や、や」

楊雄と石秀とは、仰天して、馳けよってゆき、「こいつは、しまった。おれたちのために、この人を死なせては」

と、馬の背へ抱き上げ、なお何か、気丈な李応は、叫んでいたが「――ひとまず退け」