Classiques japonais avec furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(九)不死の霊薬
野村 胡堂
Lisez 銭形平次捕物控(九)不死の霊薬 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 144 106 caractères · 292 écrans
た――小僧二人の口が合うところをみると、これも満更嘘じゃないでしょう」
「で?」
「下手人はやはり家の中の者でしょうね、親分」
「それがまるっきり解らないよ」
「ヘエ――」
銭形平次に解らない事が、子分の八五郎に解る道理はありません。
「俺はお前と違ったことを考えていたんだ、――下手人が家の者なら、疑いを外へ持って行くように、どこか一ヶ所は開けておくに違いない――とな。だから、お勝手が開いていたと聞いた時は、てっきり家の者の仕事だと思った」
「なアーる」
ガラッ八、正に一言もありません。
「ところが、お勝手を開けたのが下女だというから、話が違ってくる。そのうえ裏の潜戸まで締っていちゃ念入りだ、――曲者家にあり――と書いておくようなものだ、どうも外の者らしい匂いがする」
「ヘエ――」
「もう少し念入りに見よう」
平次はも一度家の中に取って返しました。昨日の朝家中の雨戸を開けた者を調べてみると、店から居間の雨戸を開けたのは小僧の一人で、これは何の仔細もなかったと言います。
奥を開けたのは、女主人の死んでいるのを見付けた姪のお紋。
「そういえば、雨戸に心張がありませんでした」