Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(四)城の絵図面

野村 胡堂

Lisez 銭形平次捕物控(四)城の絵図面 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 139 179 caractères · 280 écrans

Aozora Bunko

七

「ヘエ」

「その辺の事が判然相わからぬうちは、滅多なことは相成らぬぞ。わけても南部大膳大夫様は忠誠の志深く、御上の御覚えも目出たい方だ。隣藩佐竹様への押えとして、格別の御声掛りがあるはず、謀叛などは思いも寄らぬ」

笹野新三郎の言うことは理路井然としておりました。銭形の平次、捕物にかけては天下の名人ですが、大名方の消息は、与力の笹野新三郎ほどは読んでいなかったのです。

七

兵糧丸や避穀丸というものは、荒唐無稽なもののように思うのは大間違いで、昔は軍陣、忍術者の食糧として必要だったばかりでなく、避穀法として、凶作飢饉に備えるために、各藩挙って学者に研究さしたものでした。

中にはずいぶん馬鹿馬鹿しいのもありますが、十中八九は理詰めで、梅干大の兵糧丸が三つか五つで、少なきは半日一日、多きは三日七日の餓を凌いだと伝えております。

兵糧丸には、麻痺薬を用いて、一時胃を欺瞞するのと、カロリーの多い食糧のエッキスを取って、少量の食用で大きいエネルギーを出させるように出来たのとあります。これらの研究は、今では専門の学者の仕事で、ここで書き尽すにしてもあまりに重大な問題です。