Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(四)城の絵図面
野村 胡堂
Lisez 銭形平次捕物控(四)城の絵図面 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 139 179 caractères · 280 écrans
五
思い切り引っ叩いて見ましょう。ちょいと、あっしにお貸しなすって」
友次郎は立上がりました。
「待て待て友次郎、どうも腑に落ちないことがある」
新三郎はいずれとも決し兼ねた様子で迷っていると、
「旦那、これを御覧下さいまし、平次の使いでございます」
と、ガラッ八の八五郎が飛込んで来ました。
「何だ、八五郎か、どれどれ」
八五郎の手から渡したのは一通の結び文、開く手に従って、新三郎の顔には疑惑が深くなって行きます。
「平次の野郎が、またつまらない横槍を入れて、辰五郎の縄を解いて帰せって言うのでございましょう」
と友次郎。
「いや、すっかり、あべこべだ。平次は、辰五郎を許しては困る、縛ったままで、もう少し成行きを見て貰いたいと言うのだよ」
「ヘエ――」
あまりに予想外な話に、闘争心に燃える友次郎の顔も少しばかり寸が延びます。
五
一方銭形の平次は、その足ですぐ神明の水茶屋へ行ってみました。案内はガラッ八、何となくそぐわない空気の中にも、商売柄の愛嬌で、茶店の親仁の善六と、看板娘のお常が機嫌よく迎えてくれます。
「綱吉兄哥が殺されたってね、お前さんのところもとんだ掛り合いで迷惑だったネ」