Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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みみずのたわこと

みみずのたはこと

徳冨 健次郎

Leggi みみずのたはこと (みみずのたわこと) di 徳冨 健次郎 (とくとみけんじろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 265.437 caratteri · 530 schermate

Aozora Bunko

乃木大将夫妻自刃

東下り、京上り、往来に果つるおん旅や、御跡印す駅路の繰りひろげたる絵巻物、今巻きかへす時は来ぬ。時こそ来つれ、生涯の御戦闘終へて凱旋の。時こそ来つれ、生涯の御勤労果てゝ御安息の。

曩昔の東下りの御板輿を白き柩車に乗り換へて、今こそ君は浄土の西の京へと還り玉はめ。

(大正元年 九月十三日)

乃木大将夫妻自刃

九月十五日、御大葬の記事を見るべく新聞を披くと、忽初号活字が眼を射た。

乃木大将夫妻の自殺

余は息を飲んで、眼を数行の記事に走らした。

「尤だ、無理は無い、尤だ」

斯くきつゝ、余は新聞を顔に打掩うた。

*

日清戦争中、山地中将が分捕の高価の毛皮の外套を乃木少将に贈ったら、少将は、傷病兵にやってしまった。此事を新聞で読んだのが、乃木希典に余のインテレストを持つ様になった最初であった。其れから明治廿九年乃木中将が台湾総督となる時、母堂が渡台の御暇乞に参内して、皇后陛下の御問に対し、姥は台湾の土にならん為、忰の先途を見届けん為に台湾に参ります、と御答え申上げたと云う記事は、また深く余の心に滲みた。余は此母子が好きになった。明治三十四年中、ゴルドン将軍伝を書く時、余はゴルドンを描く其原稿紙上に乃木将軍の面影がちらり/\と徂ったり徠たりするを禁じ得なかった。