Classici giapponesi con furigana
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かいじょうのみち
海上の道
柳田 国男
Leggi 海上の道 (かいじょうのみち) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 182.344 caratteri · 353 schermate
奄美・沖縄の二つの島群においては、この月はちょうど稲作の区切り期で、いわば日本内地の正月に該当する時節だった。稲の収穫は旧六月を主とし、一年再収という場合には八月以後にも刈るが、この方は重視せられない。そうして九月にはすぐにまた種取りの式が始まるのであった。奄美の島々ではシチウンミ(節折目)、またはアラセツ(新節)という語もあって、シチまたは節といえばこの八月の祭を意味しており、先島の方にもシチ祭を、同じ八月の行事の名としている例がある。南北の島群を通じて、最も弘く知られているのは柴指という日で、是は芒や樹の枝を折って家の周りに指すのだから、現実に祭の開始の日であった。日の算えかたは島ごとに区々で、だいたいに八月上旬中、八日または十一日と定めている村も多いが、奄美の諸島では月の初めの丙の日を新節とし、それから何日目を柴指という風に、次々と式の日を繰り出してゆくのが普通になっている。
現代の島人たちに、最も印象の濃いのは八月踊であるが、是には始めから定まった日はなく、むしろ他の色々の行事の少ない日を拾って、この月中は何度でも踊ったようである。これに反して、少なくとも個々の邑落ごとに、式の日のきまっていたものが二つある。