Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Leggi 火星兵団 (かせいへいだん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 307.889 caratteri · 618 schermate
警視総監は、別に命令を出して、火星のボートがたくさん着陸している山梨県の山奥へも、討伐隊を向けたのであった。ところが、この方は大失敗に終った。数百名からの、警官隊は、火星兵団のため見事にやっつけられてしまったのである。
「とても、警官隊ではだめです。兵隊さんに出かけてもらわなくては、とても勝味がありません」
と、心細い報告が大江山課長のもとへ、届いたのであった。
「ふうん、残念だ」
と、課長はその報告文を手にして歯を食いしばった。
新田先生はそのそばにいたものだから、悲しむべき警官隊の敗退を、すぐ知ることが出来た。
「ねえ、大江山さん、失礼ながら警官隊だけでは、火星兵団はどうにもなりませんよ。軍隊を向けるにしても、重砲か重爆撃機を持っていかなくては、とても攻略は出来ないでしょう」
と、自分の思うところを述べた。
課長はだまってうなずいた。
「だが、軍隊を出すということは、そうかんたんにいかないのだ。総監はどんな目にあおうとも、ぜひとも、警官隊でもって、火星兵団をつかまえるようにと厳命しておられるのだ」
「課長さん。それはどう考えても無理な話ですよ」
と、新田先生は、正直に考えを言った。