Classici giapponesi con furigana
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かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Leggi 火星兵団 (かせいへいだん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 307.889 caratteri · 618 schermate
すると、火星兵どもは、あやしげな声をあげて、はやしたてるのであった。
ざんねんながら、大江山突撃隊は、一たんひきあげる外なかった。
火星兵団が、あやしい光線を出して金属をとかすということは、これまでにも、外国の例にあったことでもある。しかし、日本において、これがはっきり見られたのは、今度がはじめてであった。
大江山隊長以下、まず、たいした損害もなく、山のふもとまでひきあげることが出来た。しかし隊長をはじめ、突撃隊の一同は、ざんねんでたまらない。そこで隊長は、蟻田博士にこのことを相談した。
「蟻田博士、火星兵団の怪力線をふせぐ方法はないものですかなあ」
「それは、わしも道々考えて来たことだが、大きな反射鏡をつくるか、それとも、電気か磁気をうまく使って、怪力線を途中でまげるかだな」
「それはいいですね。さっそく、つくっていただきたいものです」
「そう君の言うように、かんたんにつくれるものか。いくら早くつくっても、二週間や三週間はかかる。それでは、モロー彗星に衝突されたあとのことになるから、もう間にあわんよ」
「いけませんか。外に方法は……」
「博士、十号ガスを爆弾の中に入れ、飛行機を使って空中から火星兵団を爆撃してはどうでしょうか」