Classici giapponesi con furigana
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たいらのまさかど
平の将門
吉川 英治
Leggi 平の将門 (たいらのまさかど) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 232.193 caratteri · 463 schermate
むさし野喧嘩
富士山噴火は、こうして、いたる所の地表と、そこに住む人間の生理にも、何か、狂噴的な作用を、鳴々動々、伝播していたのかも知れなかった。
むさし野喧嘩
足立郡司判官代武芝のやしきは、後世、江戸時代には三田聖坂といった芝の高台にあった。
古文書には、武芝はまた、竹柴村とも書かれ、あの辺の高地は、すぐ断崖の真下を、打寄せる東海の波が洗っていた。
そして、磯を、武芝ノ浦とよび、牟邪志乃国造以来の豪族――武蔵大掾武芝は、見晴らしのよい山の上に、宏壮な居館をかまえていた。
当時。
ここから、彼の管領している武蔵一国を、鳥瞰してみるならば――。
まず、いまの東京都の下町一帯は、ほとんど、海であったと観てよい。
浅草の森、根津、本郷辺の原始林、そして、太やかな大河が、高地の鬱林の間から、海へ吐け出し、その河辺に沿って、所々、自然に土砂が溜って出来た洲が彼方此方に葭や芦を生い茂らせていたであろう。(それらの洲や沼や自然なる泥土が、後の千代田区、中央区などである)
武蔵は、江戸時代で二十二郡といわれたが、中古では、武蔵十郡に分れていた。そして、その内の中武蔵は、北を豊島郡といい、南を荏原郡と称し、芝の赤羽川をその境界としていたのである。