Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
たいらのまさかど
平の将門
吉川 英治
Leggi 平の将門 (たいらのまさかど) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 232.193 caratteri · 463 schermate
などに見える。
彼の憤死も、また、忠平の子息実頼が、その後、とかく多病がちになった事も、関係者の凶事は、みな、将門の祟りだといわれ出した。いや堂上ばかりでなく、一般が、将門天魔説にとり憑かれ、悪疫が流行っても、将門の祟り、風水害があっても、将門の祟りだと、一時は、口ぐせに、怯え慄えたものだった。
しかし、純友については、余り、あとの祟りは、いわれていない。彼も、やがて西海のもくずと消え、さしも、猖獗を逞しゅうした伊予の巣窟も、陥落してしまったが、あとの世まで、妙な陰影は残さなかった。――なぜか将門にたいするような人心の恐怖は残していない。これを見ても、将門の事件には、何かの無理があり、裏面的な事が行われ、あと味のわるいものが、世人の眼にも、うすうす、分っていたのではあるまいか。
忠文の始末は、さきにいった通りだが、押領使藤原秀郷には、将門の首が、まだ、都へも着きもしないうちに、彼への勲功叙位が、発せられている。
しかも、貞盛よりも、数等上の従四位が与えられたのだ。貞盛は、従五位下をもらった。
とにかく、神皇正統記などに、「平将軍貞盛、宣旨を蒙るによつて、俵藤太秀郷の官軍を引率して、下総へ発向――」