후리가나로 읽는 일본 고전
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
鈴木 三重吉의 古事記物語(こじきものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 96,723자 · 191화면
そうすると、そこへ熊野の高倉下という者が、一ふりの太刀を持って出て来まして、伏し倒れておいでになる伊波礼毘古命に、その太刀をさしだしました。命はそれといっしょに、ふと正気におかえりになって、
「おや、おれはずいぶん長寝をしたね」とおっしゃりながら、高倉下がささげた太刀をお受けとりになりますと、その太刀に備わっている威光でもって、さっきのくまをさし向けた熊野の山の荒くれた悪神どもは、ひとりでにばたばたと倒れて死にました。それといっしょに命の軍勢は、まわった毒から一度にさめて、むくむくと元気よく起きあがりました。
命はふしぎにおぼしめして、高倉下に向かって、この貴い剣のいわれをおたずねになりました。
高倉下は、うやうやしく、
「実はゆうべふと夢を見ましたのでございます。その夢の中で、天照大神と高皇産霊神のお二方が、建御雷神をおめしになりまして、葦原中国は、今しきりに乱れ騒いでいる。われわれの子孫たちはそれを平らげようとして、悪神どもから苦しめられている。あの国は、いちばんはじめそちが従えて来た国だから、おまえもう一度くだって平らげてまいれとおっしゃいますと、建御雷神は、それならば、私がまいりませんでも、ここにこの前あすこを平らげてまいりましたときの太刀がございますから、この太刀をくだしましょう。