후리가나로 읽는 일본 고전
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あさくさふどき
浅草風土記
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 浅草風土記(あさくさふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,294자 · 318화면
かげのしめやかさ――といったらいいか、つつましさ、といったらいいか?――とだけだった。
銀行といえば、並木通りの浅草銀行、西洋料理屋といえば、同じく並木通りの芳梅亭があったばかりの、そのあたりに住みついた人たちには、そうした「開けた」もの、進歩的なものの存在は必要でなかったのである。鉄道馬車のいよいよ電車に切りかえられると聞いたとき、いかにして疾走して来るそれを突ッ切るべきか、小学生だったわれわれは、学校の往復に、ただそればかりを研究した。それほど、われわれは、まだみぬ電車の速力を怖れたのだが、その無知さ加減を一層はッきりさせるもう一つの証拠を提示するならば、矢っ張、そのころ、そのあたりでの、大きな、繁昌する氷店の花屋で、はじめてアイスクリームを売出したとき、誰がそんな高いものを飲むものかと、氷あずきだの、氷白玉だの、氷いちごだのの匙を鳴らしながら、ことさらな反感をそれに対してもった。それほど、アイスクリームは、われわれにとって珍奇だったのである。
「お待たせいたしました。」
と、このとき、註文したチーズトーストの皿がわたしのまえに運ばれた。わたしは、やや冷めたホットレモンのタンブラーを取上げて、今度は、「娯楽クーポン附大売出し」