일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あさくさふどき

浅草風土記

久保田 万太郎

久保田 万太郎의 浅草風土記(あさくさふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,294자 · 318화면

아오조라 문고

吉原附近

一

……

(昭和二年)

吉原附近

一

「此年三の酉までありて中一日はつぶれしかど前後の上天気に大鳥神社の賑ひすさまじく、此処をかこつけに検査場の門より乱れ入る若人達の勢ひとては、天柱くだけ地維かくるかと思はるゝ笑ひ声のどよめき、仲之町の通りは俄に方角の変りしやうに思はれて、角町京町処々のはね橋より、さつさ押せ/\と猪牙がゝつた言葉に人波を分くる群もあり、河岸の小店の百囀りより、優にうづ高き大籬の楼上まで、絃歌の声のさま/″\に沸き来るやうな面白さは大方の人おもひ出でゝ忘れぬものに思すもあるべし」とは「たけくらべ」の十四章「酉の市」の光景をうつし出した一節である。――何とみたらいいだろう、われわれ、この光景を?

というのが昨夜、五六年ぶりでわたしは……いいえ、もっとである、七八年ぶりでわたしはその「酉の市」のむかし可懐しい光景をみに行ったのである。そう思いつつ「初酉」にも行けず、「二の酉」にも行きはぐり、これはまた今年も縁がなかったかとあきらめていた矢先、昨夜「三の酉」に、たまたま連れをえて思いもよらず行くことが出来たのである。――で、わたしと、わたしのその三人の連れとは、八時ややすぎるころ、三の輪ゆきの電車の入谷の車庫まえで円タクを下りた。