후리가나로 읽는 일본 고전
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あさくさふどき
浅草風土記
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 浅草風土記(あさくさふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,294자 · 318화면
続吉原附近
一
段々。――それが吉原の外廓の一部である。……生垣のつづいた嘗ての片っ方の側はほとんどまだ空地のままの、おりからの夕影に、遠くただ灰いろに拡った広さの末をつぎの往来に立並んだ小さな家々の燈火のいろがさむざむと霞んでいるだけだった……
先刻よりずっと濃くなった月のかげを仰ぎつつ、土手のほうへとわたしはあるいた。
(昭和四年)
続吉原附近
一
…………
…………
いつか吾妻へ筑波根の
かのもこのもをみやこどり
いざ言問わん恵方さえ
よろず吉原山谷堀
とは清元の「梅の春」の文句である。
楢まつの葉のおちそめて
夕暮しろき待乳山
時雨しぐれに啼く鴫の
声もこおるや、干潟道
衣紋坂越えて、鐘の音
…………
…………
とは長唄の「初しぐれ」の文句である。
そんなものを持って来なくっても、山谷から橋場今戸、待乳山、そうした隅田川沿岸の諸景の嘗て「吉原」と切っても切れない関係にあったことはだれでも知っている。「吉原」を描くのにそのあたりから出立するのも一つの方法である。……と思ったわたしは――そこもやっぱり子供の時分からの古馴染の、つまりは心やすだてに、いままでちょろッかにみ来った町々をいま改めて、はッきりみ直そうとしたわたしは、十二月末のある午後、根岸から出る小さな乗合自動車を言問橋の袂で下りると同時に、おや? と、おもわず、そこに眼をみ張ったもので