후리가나로 읽는 일본 고전
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あさくさふどき
浅草風土記
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 浅草風土記(あさくさふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,294자 · 318화면
瓦、七万二千枚
一
瓦、七万二千枚
一
“ねじゃか堂の地内には、黙阿弥も、天保十四年から明治二十年まで住んでいた。安政二年の大地震にもそこで逢った。”と、さきに、「仲見世…… 新仲見世……」のなかにしるしたが、これについて、もッとくわしくいおうなら、黙阿弥は、水野越前守の天保の改革で、公認された江戸の三劇場、中村座、市村座、河原崎座の浅草猿若町に移転することを余儀なくされたにあたり、それに従って、天保十四年、二十八歳のとき、芝金杉から、浅草馬道、浅草寺仲見世通りねじゃか堂地内に引っ越した。そして、明治二十年、七十二歳のとき、本所南二葉町にうつるまで、狂言作者としての四十余年の年月を、そこで送った。“地内の師匠”という通称をえた所以の、その間、安政の大地震に逢ったのは、四十二の厄年のときだった。
“……安政二年十月二日の夜、黙阿弥は近所の寄席の講釈を聞きに行つてゐた。元来謹厳寡黙で用心深かつたことは、著名な彼の性癖であるが、寄席へ行つても必ず出口に近い所、二階ならば降り口の近くにゐるのが習慣であつたといふ。だから、ユラ/\とするなり飛び出した。外へ出るや否やその寄席は一とたまりもなく潰れたといふ。