후리가나로 읽는 일본 고전
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みちくさ
道草
夏目 漱石의 道草(みちくさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,812자 · 293화면
四十九
その時島田は洋燈の螺旋を急に廻したと見えて、細長い火屋の中が、赤い火で一杯になった。それに驚ろいた彼は、また螺旋を逆に廻し過ぎたらしく、今度はただでさえ暗い灯火をなおの事暗くした。
「どうもどこか調子が狂ってますね」
健三は手を敲いて下女に新しい洋燈を持って来さした。
四十九
その晩の島田はこの前来た時と態度の上において何の異なる所もなかった。応対にはどこまでも健三を独立した人と認めるような言葉ばかり使った。
しかし彼はもう先達ての掛物についてはまるで忘れているかの如くに見えた。李鴻章の李の字も口にしなかった。復籍の事はなお更であった。噫にさえ出す様子を見せなかった。
彼はなるべくただの話をしようとした。しかし二人に共通した興味のある問題は、どこをどう探しても落ちているはずがなかった。彼のいう事の大部分は、健三に取って全くの無意味から余り遠く隔っているとも思えなかった。
健三は退屈した。しかしその退屈のうちには一種の注意が徹っていた。彼はこの老人が或日或物を持って、今より判明りした姿で、きっと自分の前に現れてくるに違ないという予覚に支配された。その或物がまた必ず自分に不愉快なもしくは不利益な形を具えているに違ないという推測にも支配された。