후리가나로 읽는 일본 고전
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みちくさ
道草
夏目 漱石의 道草(みちくさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,812자 · 293화면
六
姉は客の顔さえ見れば、時間に関係なく、何か食わせなければ承知しない女であった。健三は仕方がないから尻を落付けてゆっくり腹の中に持って来た話を姉に切り出す気になった。
六
近頃の健三は頭を余計遣い過ぎるせいか、どうも胃の具合が好くなかった。時々思い出したように運動して見ると、胸も腹もかえって重くなるだけであった。彼は要心して三度の食事以外にはなるべく物を口へ入れないように心掛ていた。それでも姉の悪強には敵わなかった。
「海苔巻なら身体に障りゃしないよ。折角姉さんが健ちゃんに御馳走しようと思って取ったんだから、是非食べて御くれな。厭かい」
健三は仕方なしに旨くもない海苔巻を頬張って、好い加減烟草で荒らされた口のうちをもぐもぐさせた。
姉が余り饒舌るので、彼は何時までも自分のいいたい事がいえなかった。訊きたい問題を持っていながら、こう受身な会話ばかりしているのが、彼には段々むず痒くなって来た。しかし姉にはそれが一向通じないらしかった。
他に物を食わせる事の好きなのと同時に、物を遣る事の好きな彼女は、健三がこの前賞めた古ぼけた達磨の掛物を彼に遣ろうかといい出した。