후리가나로 읽는 일본 고전
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みちくさ
道草
夏目 漱石의 道草(みちくさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,812자 · 293화면
四十四
健三は島田の注意にかかわらず、事実をありのままに告げた。しかし御常の疑いはそれでもなかなか解けなかった。彼女はいろいろな鎌を掛けて、それ以上の事実を釣り出そうとした。
「あいつも一所なんだろう。本当を御いい。いえば御母さんが好いものを上げるから御いい。あの女も行ったんだろう。そうだろう」
彼女はどうしても行ったといわせようとした。同時に健三はどうしてもいうまいと決心した。彼女は健三を疑った。健三は彼女を卑しんだ。
「じゃあの子に御父ッさんが何といったい。あの子の方に余計口を利くかい、御前の方にかい」
何の答もしなかった健三の心には、ただ不愉快の念のみ募った。しかし御常は其所で留まる女ではなかった。
「汁粉屋で御前をどっちへ坐らせたい。右の方かい、左の方かい」
嫉妬から出る質問は何時まで経っても尽きなかった。その質問のうちに自分の人格を会釈なく露わして顧り見ない彼女は、十にも足りないわが養い子から、愛想を尽かされて毫も気が付かずにいた。
四十四
間もなく島田は健三の眼から突然消えて失くなった。河岸を向いた裏通りと賑かな表通りとの間に挟まっていた今までの住居も急にどこへか行ってしまった。