후리가나로 읽는 일본 고전
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みちくさ
道草
夏目 漱石의 道草(みちくさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,812자 · 293화면
六十二
健三には意味が解らなかった。細君はいい直した。
「どうしてその御藤さんて人と懇意になったんでしょう」
御藤さんがまだ若い未亡人であった頃、何かの用で扱所へ出なければならない事の起った時、島田はそういう場所へ出つけない女一人を、気の毒に思って、色々親切に世話をして遣ったのが、二人の間に関係の付く始まりだと、健三は小さい時分に誰かから聴いて知っていた。しかし恋愛という意味をどう島田に応用して好いか、今の彼には解らなかった。
「慾も手伝ったに違ないね」
細君は何ともいわなかった。
六十二
不治の病気に悩まされているという御縫さんについての報知が健三の心を和げた。何年ぶりにも顔を合せた事のない彼とその人とは、度々会わなければならなかった昔でさえ、殆んど親しく口を利いた例がなかった。席に着くときも座を立つときも、大抵は黙礼を取り換わせるだけで済ましていた。もし交際という文字をこんな間柄にも使い得るならば、二人の交際は極めて淡くそうして軽いものであった。強烈な好い印象のない代りに、少しも不快の記憶に濁されていないその人の面影は、島田や御常のそれよりも、今の彼に取って遥かに尊かった。