후리가나로 읽는 일본 고전
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みちくさ
道草
夏目 漱石의 道草(みちくさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,812자 · 293화면
その上健三の細君へは月々いくらかの手当が公けから下りた。健三は安心してわが家族を後に遺した。
彼が外国にいるうち内閣が変った。その時細君の父は比較的安全な閑職からまた引張出されて劇しく活動しなければならない或位置に就いた。不幸にしてその新らしい内閣はすぐ倒れた。父は崩壊の渦の中に捲き込まれなければならなかった。
遠い所でこの変化を聴いた健三は、同情に充ちた眼を故郷の空に向けた。けれども細君の父の経済状態に関しては別に顧慮する必要のないものとして、殆んど心を悩ませなかった。
迂闊な彼は帰ってからも其所に注意を払わなかった。また気も付かなかった。彼は細君が月々貰う二十円だけでも子供二人に下女を使って充分遣って行ける位に考えていた。
「何しろ家賃が出ないんだから」
こんな呑気な想像が、実際を見た彼の眼を驚愕で丸くさせた。細君は夫の留守中に自分の不断着をことごとく着切ってしまった。仕方がないので、しまいには健三の置いて行った地味な男物を縫い直して身に纏った。同時に蒲団からは綿が出た。夜具は裂けた。それでも傍に見ている父はどうして遣る訳にも行かなかった。彼は自分の位地を失った後、相場に手を出して、多くもない貯蓄を悉く亡くしてしまったのである。