일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みちくさ

道草

夏目 漱石

夏目 漱石의 道草(みちくさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,812자 · 293화면

아오조라 문고

七十三

或時は不自然に陥る位鄭寧過ぎた。しかしそれが彼を現わす凡てではなかった。裏側には反対のものが所々に起伏していた。

官僚式に出来上った彼の眼には、健三の態度が最初から頗る横着に見えた。超えてはならない階段を無躾に飛び越すようにも思われた。その上彼はむやみに自ら任じているらしい健三の高慢ちきな所を喜こばなかった。頭にある事を何でも口外して憚らない健三の無作法も気に入らなかった。乱暴とより外に取りようのない一徹一図な点も非難の標的になった。

健三の稚気を軽蔑した彼は、形式の心得もなく無茶苦茶に近付いて来ようとする健三を表面上鄭寧な態度で遮った。すると二人は其所で留まったなり動けなくなった。二人は或る間隔を置いて、相手の短所を眺めなければならなかった。だから相手の長所も判明と理解する事が出来悪くなった。そうして二人とも自分の有っている欠点の大部分には決して気が付かなかった。

しかし今の彼は健三に対して疑もなく一時的の弱者であった。他に頭を下げる事の嫌な健三は窮迫の結果、余儀なく自分の前に出て来た彼を見た時、すぐ同じ眼で同じ境遇に置かれた自分を想像しない訳に行かなかった。