후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(五)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 325,249자 · 653화면
遭うては、甲を投げ矛をすてて、僻地へ敗走してしまうなど、どう贔屓目に見てもあまり立派な図とは思われぬが」
「はははは」
孔明は昂然と笑って、
「いや、あなた方のお眼に、そう映るのは無理もありません。大鵬という鳥がある。よく万里を翔破します。しかし大鵬の志は燕雀の知る限りではない。古人もいっている――善人が邦を治めるには百年を期して良く残に克ち殺を去って為す――と。たとえば重い病人を治すには、まず粥を与え、やわらかな薬餌から始める。そして臓腑血気の調うのを待って、徐々、強食をすすめ、精薬を以てその病根をきる。――これを逆にして、気脈もととのわぬ重態に、いきなり肉食猛薬を与えたら、病人の生命はどうなりましょう。いま天下の大乱は、重病者の気脈のごとく、万民の窮状は、瀕死の者の気息にも似ている。これを医し癒さんに、なんで短兵急にまいろうか。――しかも天下の医たるわが劉予州の君には、汝南の戦にやぶれ、新野の僻地に屈み、城郭堅からず、甲兵完からず、粮草なおとぼしき間に、曹操が百万の強襲をうけ給う。これに当るはみずから死を求めるのみ。これを避けるは兵家の常道であり、また百年の大志を後に期し給うからである。