후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(五)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 325,249자 · 653화면
三
とかいうことばは、みな支那のものである。この民族の歴史ほど宴楽に始まって宴楽に終る歴史を編んできた民族は少ない。平時はもちろん戦争の中でも実に宴会する。別離歓迎、式典葬祭、権謀術策、生活兵法、ことごとく宴会の間と卓とによって行われる。
ことし壬辰の初春、さきに招かれた答礼として、こんどは玄徳が席をもうけて太守劉璋を招待した宴会は、けだし西蜀開闢以来といってもよい盛大なものだった。
はるばる、荊州から携えてきた南壺の酒、襄陽の美肴に、蜀中の珍膳をととのえ、旗幡林立の中に、会場をいろどって、やがて臨席した劉璋以下、蜀の将軍文官たちに、心からなるもてなしを尽した。
やがて宴もたけなわに入った頃、統はちらと法正に眼くばせして外へ出た。
人なきところへ行って、ふたりは声をひそめ合っていた。
「うまく運んだ。大事はすでに掌にありだ。面倒な手段はいらん。ただ席上に於て一気に斬殺せばいい」
「かねてのおさしずは、魏延どのにとくと申し含めてあります。きっとうまくやるでしょう」
「場内に血を見ると同時に、劉璋の兵が、外で騒ぎだすにちがいない。その方も手抜かりないようにたのむ」