후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(五)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 325,249자 · 653화면
で、呉軍は急に本国へ引揚げることに内々きまったようですから、所詮、呉に勝ち目はありません。勝ち目のない軍について帰っても、雑兵は、いつまで雑兵で終るしかありませんから、一同談合して降参に来たわけです。もしわれわれをお用い下さるなら、今夜、呉陣へ案内いたします。喪に服して意気銷沈している所へ押襲せれば、残る呉軍を殲滅し得ることは疑いもありませぬ」
曹仁、曹洪、曹純、陳嬉、牛金などは、鳩首して密議にかかった。その結果、深更に及んで、呉の陣へ、大襲を決行した。
ところが、陣中は、旗ばかり立っていて、人影もなかった。寥々として、捨て篝が所々に燃え残っている。
「さては早、ここを払って、引揚げたか?」
と疑っていると、たちまち、東門から韓当、蒋欽、西門から周泰、潘璋。南の門からは徐盛、丁奉。北の柵門からも陳武、呂蒙などという呉将の名だたる手勢手勢が、喊を作り、銅鑼をたたき、一度に取籠めて猛撃して来たため、空陣の袋に入っていた曹仁以下の兵は、度を失い、さわぎ立って、蜂の巣のごとく叩かれたあげく、士卒の大半を討たれて、八方へ潰乱した。
曹仁、曹純、曹洪など、みな自分らの南郡へ向って逃げたが、途中、呉の甘寧が道をさえぎっていたので、城内へ入ることもできず、遂に、襄陽方面へ遁走するのほかなかった。