일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(五)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 325,249자 · 653화면

아오조라 문고

針鼠

一

針鼠

一

ほどなく玄徳は、荊州へ引揚げた。

中漢九郡のうち、すでに四郡は彼の手に収められた。ここに玄徳の地盤はまだ狭小ながら初めて一礎石を据えたものといっていい。

魏の夏侯惇は、襄陽から追い落されて、樊城へ引籠った。

彼についてそこへ行かずに、身を転じて、玄徳の勢力に附属して来る者も多かった。

玄徳はまた北岸の要地油江口を公安と改めて、一城を築き、ここに軍需品や金銀を貯えて、北面魏をうかがい、南面呉にそなえた。風を慕って、たちまち、商賈や漁夫の家が市をなし、また四方から賢士剣客の集まって来るもの日をおうて殖えていた。

一方。

呉の主力は、呉侯孫権の直属として、赤壁の大勝後は、その余勢をもって、合の城(安徽省・肥)を攻めていた。

ここの守りには魏の張遼がたてこもっていた。さきに曹操が都へ帰るに当って、特に、張遼へ託して行った重要地の一つである。

赤壁に大捷した呉軍も、合※(「さんずい+肥」、第3水準1-86-85)を攻めにかかってからは、いっこう振わなかった。

それもそのはず張遼の副将にはなお李典、楽進という魏でも有名な猛将が城兵を督していたのである。