일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(五)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 325,249자 · 653화면

아오조라 문고

三

馬騰はついに本心を明かした。黄奎は聞くと、膝を打って、

「ほかならぬ将軍のこと。さもあらんと思っていたが、果たせるかな、密々詔まで賜わっておられたか。――ああ、時節到来」と、狂喜した。

そこでまず二人は、関西の兵をうながす檄文を起草し、都下出発の朝、勢揃いと称して、曹操の閲兵を乞い、急に陣鉦を鳴らすを合図に、曹操を刺し殺してしまおうと、すべての手筈まで諜し合わせた。

黄奎は夜おそく家へ帰った。さすがに酒も発せず、すぐ寝房へ入った。彼には妻がなく、李春香という姪が彼の面倒を見ていた。

李春香には自分から嫁ぎたく想っている男があったが、心がらが良くないので叔父の黄奎が承知してくれない。今宵もそれが遊びにきたらしく、彼女はほの暗い廊の蔭で男と何か立ち話をしていた。

三

男は李春香の耳へささやいた。

「今夜にかぎって、黄奎の様子がどことなく変じゃないか」

「そんな事はないでしょう」

「いや、おれの弟が、馬騰の邸に、多年お留守居役をしているが、その弟から妙なことを報らせてきた。――春香、おまえが訊けば、たった一人の可愛い姪だ。黄奎は何か打明けるにちがいない。そっと訊いてごらん」