후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(五)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 325,249자 · 653화면
――するとこの座へ突然、
「いや、それは大悪夢だ」
と云いながら帳を排して入ってきた一人物がある。南安※道の人で姓名を徳、字は令明というものであった。
「むかしから雪中に虎に遭うの夢は不祥の兆としてある。もしや上洛中の大殿騰将軍の君に、何か凶事でも起ったのではなかろうか」
※(「广+龍」、第3水準1-94-86)徳のことばに、馬騰の嫡男たる馬超は、当然、面を曇らせた。
いや馬超ばかりでなく、この西涼に留守して、遠くにある主君の身を明け暮れ案じている八旗の将もみな浮かない顔をしてしまった。
「しかし、逆夢ということもあれば、若大将には、一途にご心配なさらぬがようござる。なんの、夢などあてになるものですか」
わざと酒宴をすすめて、馬超の心をまぎらわせていた。
けれど、この夢は、やはり正夢であった。――その夜のこと、見る影もない姿となって、許都から逃げ落ちてきた従兄弟の馬岱が、
「叔父の将軍には、曹操の兇刃に害され給い、お子達二人も、ほかご一族、家中の者、老幼のはしにいたるまで八百余人、残らず一つ邸のうちにあって火をかけられ、あらかたは殺され、或いは首斬られ、目もあてられぬ災難でした。