후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(五)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 325,249자 · 653화면
孟徳新書
一
いま曹操に仕えて、楊郎中といわれ、内外倉庫の主簿を勤めていた。
「外国の使臣といえ、黙って聞いておれば、怪しからんことをいう。すこし君に談じつける儀があるから、僕に従ってこっちへ来給え」
楊修はそういって、張松を閣の書院へひっぱって行った。張松は、この青年の魅力に何か心をひかれたので、黙って彼のあとに従いて行った。
孟徳新書
一
「ここは奥書院、俗吏は出入りしませんから、しばし静談しましょう。さあ、お着席ください」
楊修は、張松へ座をすすめ、自ら茶を煮て、遠来の労を慰めた。
「蜀道は天下の嶮岨とうけたまわる。都まで来るには、ひとかたならぬご辛苦だったでしょう」
張松は頭を振って、
「君命をうけて使いするに、なんの万里も遠しとしましょう。火を踏み、剣を渡るも、厭うことではありません」と、答えた。
楊修はかさねて訊いた。
「蜀の国情や地理は、老人のはなしとか、書物とかで知るのみで、直接蜀の人から伺ったことがない。ねがわくは、ご本国の概要を聞かせ給え」
「されば、蜀はわが大陸の西部に位し、路に錦江の嶮をひかえ、地勢は剣閣の万峰に囲まれ、周囲二百八程、縦横三万余里、鶏鳴狗吠白日も聞え、市井点綴、土はよく肥え、地は茂り、水旱の心配は少なく、国富み、民栄え、家に管絃あり、社交に和楽あり、人情は密に、文をこのみ、武を尚び、百年乱を知ら