후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(五)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 325,249자 · 653화면
彼らの帰ったあとで、慨然と、はばからずこう放言していた者は、荀攸であった。
曹操は、それを遠くで聞くと、ニヤと唇を歪めながら、荀攸のほうを見て、
「われ豈人を識らざらんや!」と、耳あらば聞けといわぬばかりに云い返した。
「わが手の兵は、すべて北国そだちの野兵山兵ではないか。水利水軍の法、兵舷の構造改修などくわしく知るものはほとんどない。いまかりに彼らを水軍の大都督副都督とするも、用がすめばいつでも首にしてしまえばいい。――さりとは、荀攸も、人の肚の見えないやつだ」
面と向っていわれたのとちがって、これはかえって耳に痛い。荀攸は閉口して、顔を赤らめながら姿をかくしてしまった。
一方、蔡瑁と張允は、襄陽へ帰るやいな、蔡夫人と劉のまえに出て、
「上々の首尾でした。やがてはかならず、朝廷に奏請して、あなた様を王位に封じようなどと――曹丞相は上機嫌で申されました」などと細々話した。
翌日、曹操は、襄陽へ入城すると布令て来た。蔡夫人は劉※(「王+宗」、第3水準1-88-11)をつれて、江の渡口まで出迎え拝礼して、城内へみちびいた。
この日、襄陽の百姓は、道に香華をそなえて、車を拝し、荊州の文武百官もことごとく城門から式殿の階下まで整列して、曹操のすがたを拝した。