후리가나로 읽는 일본 고전
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
鈴木 三重吉의 古事記物語(こじきものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 96,723자 · 191화면
二
「おまえたちは大空の神のお子さまにお仕え申すか」と聞きました。そうすると、どの魚も一ぴき残らず、
「はいはい、ちゃんとご奉公申しあげます」とご返事をしましたが、中でなまこがたった一人、お答えをしないで黙っておりました。
すると宇受女命は怒って、
「こゥれ、返事をしない口はその口か」と言いざま、手早く懐剣を抜きはなって、そのなまこの口をぐいとひとえぐり切り裂きました。ですからなまこの口はいまだに裂けております。
二
そのうちに邇邇芸命は、ある日、同じみさきできれいな若い女の人にお出会いになりました。
「おまえはだれの娘か」とおたずねになりますと、その女の人は、
「私は大山津見神の娘の木色咲耶媛と申す者でございます」とお答え申しました。
「そちにはきょうだいがあるか」とかさねてお聞きになりますと、
「私には石長媛と申します一人の姉がございます」と申しました。命は、
「わたしはおまえをお嫁にもらいたいと思うが、来るか」とお聞きになりました。すると咲耶媛は、
「それは私からはなんとも申しあげかねます。どうぞ父の大山津見神におたずねくださいまし」と申しあげました。
命はさっそくお使いをお出しになって、大山津見神に咲耶媛をお嫁にもらいたいとお申しこみになりました。