후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ ほととぎす
小説 不如帰
徳冨 蘆花
徳冨 蘆花의 小説 不如帰(しょうせつ ほととぎす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,742자 · 256화면
三の一
「本当に彼女はちっともさっぱりした所がない、いやに執念な人だよ」と夫人は常にののしりぬ。ああ土鉢に植えても、高麗交趾の鉢に植えても、花は花なり、いずれか日の光を待たざるべき。浪子は実に日陰の花なりけり。
さればこのたび川島家と縁談整いて、輿入済みし時は、浪子も息をつき、父中将も、継母も、伯母も、幾も、皆それぞれに息をつきぬ。
「奥様(浪子の継母)は御自分は華手がお好きなくせに、お嬢様にはいやアな、じみなものばかり、買っておあげなさる」とつねにつぶやきし姥の幾が、嫁入りじたくの薄きを気にして、先奥様がおいでになったらとかき口説いて泣きたりしも、浪子はいそいそとしてわが家の門を出でぬ。今まで知らぬ自由と楽しさのこのさきに待つとし思えば、父に別るる哀しさもいささか慰めらるる心地して、いそいそとして行きたるなり。
三の一
伊香保より水沢の観音まで一里あまりの間は、一条の道、蛇のごとく禿山の中腹に沿うてうねり、ただ二か所ばかりの山の裂け目の谷をなせるに陥りてまた這い上がれるほかは、目をねむりても行かるべき道なり。下は赤城より上毛の平原を見晴らしつ。ここらあたりは一面の草原なれば、春のころは野焼きのあとの黒める土より、さまざまの草萱萩桔梗女郎花の若芽など、生え出でて毛氈を敷けるがごとく、美しき草花その間に咲き乱れ、綿帽子