후리가나로 읽는 일본 고전
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しんぺんちゅうしんぐら
新編忠臣蔵
吉川 英治
吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면
昨日も昨日とて、御当家浪人の井関紋左衛門様や徳兵衛様、又、岡野治太夫様も大岡清九郎様もお訪ねなされましての、種々と、お話しでございましたわい』
『あの衆も、駈けつけて来たか』
『浪人しても、浅野家の御恩は忘れておらぬと仰しゃって』
八助はもう眼を拭うのだった。
『老爺、畑打か』
『菊の根分けをしておけと、いいつかりましたで』
『異な事をしているの。御家老には、ことしの秋も、このおやしきで、菊の咲くのを見るおつもりなのだろうか』
『わしも、おかしいことと、念を押して訊いてみましただ。すると御家老様の仰しゃるには、いずれ秋には、浅野家の後へ、お国替してくる何処かの御家中が見るだろう、誰が見ようと咲く花にちがいはなし、萎縮た花は残しとうないからと仰しゃる。これあ道理じゃと思って、菊ばかりじゃない、胚子を蒔ろすもの刈るもの、すっかり落葉も焼いて置こうと思いますのじゃ』
話しながら八助は玄関へ取次いで、自分は井戸から洗足盥へ水を汲んできた。すぐ上れという奥からの言葉である。中村弥太之丞は、槍と鎧櫃とを式台へ置いて通った。
『しばらく』
多くを云い得ないで、弥太之丞はそれだけを云って手をついた。