후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじげきだん ランプのもとにて
明治劇談 ランプの下にて
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면
かぶ座といって大根を列べられては困るというような悪口も出た。そのうちに、空地には板囲いがめぐらされ、歌舞伎座建築場の大きい杭が打ち立てられたので、その座名も初めてはっきりした。
その頃、わたしは築地の府立中学に通っていたので、毎日かならずその建築場の前を通った。芝居好きのわたしは少なからぬ興味を以て、その工事のだんだん進行するのを毎日ながめていると、落成の期日が近づくにしたがって、新聞紙上にもその噂が絶えなかった。あんな立派な小屋が出来ても、一体どんな俳優が出演するのかということが何びとの頭にもまず浮かぶ疑問で、それについてもいろいろの想像説が生み出された。座主の千葉勝五郎がどうしたとか、新富座主の守田勘弥がどうしたとかいうような記事が、しきりに新聞紙上を賑わしていた。わたしは勿論その機密について何にも知らないが、新聞の記事や世間の噂を綜合して考えると、新富座とは眼と鼻のあいだの木挽町に新しい大劇場が出来るということは、新富座に取って怖るべき大敵であるので、守田勘弥はその対抗策を講ずるために、中村・市村・千歳の三座主を語らって四座の一大連盟を作り、東京在住の主なる俳優全部をもその連盟に引き入れて、向う五カ年間はこの四座以外の劇場には決して出勤せぬという契約を結ばせた。