일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいじげきだん ランプのもとにて

明治劇談 ランプの下にて

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면

아오조라 문고

歌舞伎座の新開場

ただ白粉をうすく塗ったに過ぎない団十郎その人の素顔であった。これが舞台に出て、果たして女らしく見えるかしらとわたしは少し不安に思いながら、父と共にそこを立去ったが、やがて幕があいて舞台にあらわれた団十郎は、たしかに一種の気品を具えた武家の後室様であったので、わたしは再び驚かされた。

勿論、それは鬘のせいもあろう、衣装のためもあろう。それにしても、あの顔をそのまま舞台へ持ち出して、それが立派に女らしく見えるというのは、どう考えても不思議でならなかった。あとで聞けば、団十郎は菊五郎と正反対に、非常に顔の作りが早いのだそうであるが、早いばかりが取得ではない、早いが上に、それがちゃんと物になっているのはさすがに偉いと、わたしはまた今更のように感心させられた。

歌舞伎座の新開場

その年の十一月に歌舞伎座が開場式を挙げた。むかしは知らず、わたしが記憶してからは、現在の歌舞伎座の敷地は久しく空地になっていて、時々に花相撲や曲馬などが興行されていた。ここに大きい劇場が新しく建てられるというので、その噂が好劇家の間に喧伝されたが、座名がまだはっきりと判らないので、あるいは歌舞伎座といい、あるいは歌舞座とも伝えられた。