후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじげきだん ランプのもとにて
明治劇談 ランプの下にて
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면
舞台面が寂しい上に、主人公が盲目でちっとも動きがなく、むやみに長台詞をならべているばかりであるから、いくら団十郎の一人舞台でも、その当時の観客は頗る悩まされたに相違ない。それでも彼らはおとなしく見物していたが、かの西桟敷の先生が納まらない。中程からだんだんに騒ぎ出して、声をあげて笑う者がある。桟敷の手摺りをたたく者がある、しまいには鬨をつくって囃し立てるという未曾有の騒擾を演出したので、他の観客もおどろかされた。わたしはその実況を見ていないので、今ここにその詳細を語ることは出来ないが、なんでも劇評家の招待始まって以来の椿事であったと伝えられている。
それでも劇の方は無事に進行して幕になったが、団十郎は憤慨した。桜痴居士は更に憤って、すぐに一篇の長い文章をかいて、『中央新聞』に寄稿した。諸君は新聞社の劇評家であるから、その劇が詰まらなければ各自の新聞紙上で堂々と論議するがよい。批評は善悪ともに諸君の自由である。しかし観劇中にむやみに騒ぎ立てて劇の進行を妨害し、あわせて他の多数の観客に迷惑をあたえるというのは、かの大向うの徒と択ぶところなき無作法の所行であると、さんざんに痛罵した。