일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいじげきだん ランプのもとにて

明治劇談 ランプの下にて

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면

아오조라 문고

「暫」と「助六」

その出先から川上はたびたび通信をよこした。もちろん代筆らしく、その都度に筆蹟は違っていたが、ともかくも行く先々から何かのたよりを怠らなかった。時には大入袋も送って来た。いつも素晴らしく景気のいいようなことばかり書いて来るのは、例の川上式でおかしくもあったが、本さえ書いてもらえばもう用はないというような遣り方でないところが、さすがに可愛くも思われた。いろいろの批難をうけながらも、彼があれまでに漕ぎ付けたのは、やはりこういう点が人をひいたのではないかと察せられた。

かれは不幸にして四十八歳の働き盛りで死んだが、もし今日までの寿命を保っていたら、どういうことを画策したかわからない。彼の性質として、いたずらに手をつかねて劇界の推移をながめてはいないであろう。たとい不真面目でも突飛でも、きっと何らかの新計画を立てたに相違ない。それは一種の興味ある問題であったが、惜しむらくは彼は大正の代を見ずして終った。

「暫」と「助六」

明治二十八年から二十九年にわたって、歌舞伎十八番の「暫」と「助六」とが歌舞伎座で上演された。今にして思えば、ここらがいわゆる歌舞伎劇の最後のひかりであったかも知れない。