후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじげきだん ランプのもとにて
明治劇談 ランプの下にて
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면
演劇改良と改作
由来、芝居の初日というものに対する観念が、むかしと今とは違っていて、その当時の観客は一種の舞台稽古をみるような心持で、初日の舞台を眺めていたのである。劇場側でもやはりそんなつもりであったから、初日無代価とか半額とかいうような安目を売っていたらしい。初日を見物した人はかならず幾日かの後、その出揃うのを待って再び見物するのが習いで、無代価であるとか、入場料が廉いというがために、特に初日を択んで見物にゆく者は極めて少ないのであった。したがって、初日の観客は一部の劇通かまたは特別の熱心家にかぎられ、初日満員などというのは殆んど例のないことで、どこの劇場も初日はいつも不入りに決まっていた。江戸以来の諺に“芝居の初日を観に行くような娘を嫁に貰うな”といったのは、初日を観にゆくほどの娘ならば非常の芝居好きで、おなじ芝居を幾度も見物する女に相違ない。そんな女を貰っては家のためにならないというのである。それを考えても、むかしと今とは初日の観客の種類が著るしく違っていることが明らかに判るのである。
演劇改良と改作
あくる二十年の四月にわが劇界に取って前代未聞――尤もその昔、かの猿若勘三郎父子が京都の内裏で天覧を賜わったという伝説はあるが――とも言うべき出来事が起こった。