일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

海軍少将坪井航三の率いる第一遊撃隊が豊島沖で清国の済遠、広乙と遭遇し、まず済遠の発砲によってはじめて戦火を交えた。いよいよ両国の戦端がひらかれるに至ったのである。

八月一日に宣戦布告の詔勅が下った。九月十五日には大本営が広島に移された。あたかも十六日に陸においては平壌を陥れ、十七日に海において黄海の大勝となった。十月十五日をもって第七臨時議会が広島に召集され、十八日貴衆両院の議員ことごとくが広島に集って開院式が行われた。

これよりさき九月一日に総選挙が行われて、田中正造は四たび当選した。すなわち正造もまた広島の議会へ赴いて、十月二十二日の開院式を終えるとただちに帰京した。

帰京して間もない或日の夕方、正造は相もかわらぬ黒紋付の羽織の袂をふりつつ、飄然と早稲田鶴巻町の戸泉という郷党の書生たちの下宿へ現れた。今しも号外を前にしてしきりに戦況を語り合っていた三人の若い書生たちは、縁側に立った正造の姿に驚いていっしょに声をあげた。

「おや、もう帰京されたのですか、飛脚ですね」

「まったく、その飛脚の旅だった。なにしろ今日は尋常一様の場合でないから、われわれはわれわれなりに尽すことを尽さなければならない」