후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
第四章
即ち地租は従来地価の百分の二・五であったのを改めて、むこう五カ年間に限り百分の三・五と定められた。正造はそれを知って、五カ年の内約に欺かれたものが多かったろうといった。それも確かにあった。だが、政府と憲政党のあいだには、更に別種の黙契が交されていたのである。
第四章
地租増徴案は無事に衆議院を通過したが、これが地方の民心を刺激したことは、中央の人々の想像も及ばぬほどであった。ことに鉱毒被害地では輿論に背いてこれに賛成した代議士を非難する声がはげしく、例えば群馬第二区選出の金井貢などは、永島与八、田野入利三郎等の被害民総代から辞職勧告を受けた。明けて明治三十二年、一月半ばのことである。
鉱毒の被害は依然としてますます深刻になるばかりだった。吾妻村下羽田では、庭田恒吉方の杉林をはじめ附近一帯の杉林が未だ去年の夏までは青々とした繁りを見せていたのに、今はもうどれも赤錆色になっていた。孟宗竹の根が腐って、少し西風が吹けば七、八寸の太竹がバサリバサリと倒れた。富田村奥戸では、六十戸のうち昨年中に他郷へ移住したものが九戸もあって、主を失った空家が取毀されたり、或は寒風が吹きぬけ荒壁が落ちるに委されたりしていた。