후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
正造があげた陸奥と古河との姻戚云々は決して風説でない。市兵衛はその主家の小野組が為替御用を勤めていた関係で、明治五年にあらたに大蔵省租税頭に就任した陸奥と相識った。時に陸奥は二十九歳、市兵衛は四十一歳であった。一は利刃、一は鈍鏨、一見して性格の相反する二人はどういう点で意気投合したのか、翌六年には陸奥の次男潤吉を市兵衛の養子とする約を結ぶに至った。ところが、明治七年に小野組が瓦解して、市兵衛は落魄の身となった。陸奥は、このとき市兵衛を鞭撻して「自分は君を信じて愛児を与える約束をした。今日、君を信ずることは毫も往時と異らぬ。人の窮達は日暮をもって測るべからずである。須らく再起の計をなしたまえ」といった。そののちに明治十一年六月十日、突如陸奥は元老院幹事の職にあって拘囚された。大江卓、片岡健吉、林有造、竹内綱等例の土佐派の政府顛覆陰謀に気脈を通じていたことが探知されたからであった。陸奥は表面にこそ立たなかったが、事実は隠然たる首謀であった。市兵衛は翌年はるばる山形の獄中にあった陸奥を慰問し前約を果すことを迫ることによって以前の情誼に報いたのであった。