후리가나로 읽는 일본 고전
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こどうひゃくわ
胡堂百話
野村 胡堂
野村 胡堂의 胡堂百話(こどうひゃくわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,386자 · 248화면
田中館博士と新渡戸博士
医学はどこまでも進歩してもらいたい。
田中館博士と新渡戸博士
私は、英雄豪傑を書かない。歴史は、歴史家にまかせるべし。小説家は、小説を書けばよい。
銭形平次や磯川兵助は、ある意味のスーパー・マンかも知れないが、決して歴史上の有名人物ではない。
バクチ打ちを書かず、お女郎を書かず、英雄の伝記を書かなかった。もっとも、お女郎は、終戦後、放し飼いにされた娼婦が眼にあまるので、こんなことなら、昔の方が街は清潔だったのではないか――と、反語的な意味で二つ三つ書いた。
偉人や英雄は書かなかったが、影響を受けた人はある。心の底から「先生!」と呼ばずにいられないほど、人生の上で、教えられるところのあったのは、田中館愛橘、新渡戸稲造の両博士である。新渡戸先生は、一高の校長であったし、講義もきいた。田中館先生は、教室で教わったことはないが、いろいろな面で感化を受け、私が中学を終えて東京へ出た時、ワラジを脱いだのも、五番町の田中館邸の書生部屋だった。
田中館先生の逸話は、無数に知っている。風呂に浸って、数学の問題を考えているうち、
「あッ、とけた。バンザイだ」
素ッ裸のまま飛び出して、おどり回ったという話は最も有名だ。