후리가나로 읽는 일본 고전
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こどうひゃくわ
胡堂百話
野村 胡堂
野村 胡堂의 胡堂百話(こどうひゃくわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,386자 · 248화면
抱琴と露子
抱琴は、虚弱のために一高を中退して外語に転じ、のちに試験を受けて東大へはいった。
外語時代の二人は、碁でも好敵手であったし、フランス語でもトップを争った。私はフランス語の杉田博士にどっちが出来るかをきいてみた。
博士の答は、学問的には抱琴が上だし、実用語学は露子がうまい、いずれにしても、日本有数のフランス語学者が生れるに違いないと太鼓判を押した。
果して露子は、陸軍教授としてフランス語の権威になった。そこで、問題は、露子と囲碁との関係になるのであるが……。
抱琴と露子
今日のこの回は、日本棋院や、下手の横好き連中から、多分、しかられるだろうと思う。だが、私の二人の畏友。生きていたら間違いもなく日本有数の人材になったと思われる原抱琴と岩動露子(本名は孝久)のためにやはり一度は書いておきたい。
「おい、野村ッ。このごろは、郵便碁を打っているんだぜ。おもしろいよ」
私が見舞いにゆくと、露子はこんなことを言った。
「郵便碁?」
「そうだ。相手は抱琴だ。ハガキ代は馬鹿にならないが、これは本当の碁の醍醐味だ。今に、猛烈に、はやりはじめるぞ」
抱琴は、すでに胸が相当わるく、郷里の岩手へ帰っていた。