일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こどうひゃくわ

胡堂百話

野村 胡堂

野村 胡堂의 胡堂百話(こどうひゃくわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 124,386자 · 248화면

아오조라 문고

広瀬中佐

書斎は、木造洋館の、二た間つづきの畳敷きで、どこからどこまで、本がぎっしり積み上げてあった。その間に、洋画の静物が三、四点……。

夏目漱石個人展覧会が開かれると、どこからともなく噂が飛んでいた頃で、

「うそですよ。私の個展なんて、噂にしても、ふざけている。もっとも、欧米の油絵にしたって、ローヤル・アカデミーなんぞ、ずいぶん下手糞な絵が並べてありますからなあ」

真顔になって打ち消しながらも、峻烈な皮肉をとばしていたのを、今も、まざまざと思い出す。

新傾向から新傾向へと、文学の流行が猫の目のように変るのを、

「あれは、内閣が変るのと同じようなもので、そんなことに気を散らさず、自分は自分で、しっかりした考えを持っておればよい」

この教訓は、きもに銘じた。私は、ひょっとしたはずみで、猫の孫にも逢わず、漱石門下にも加わらなかったが、あの風格は、忘れ難いものがある。「漱石」と記さず「夏目金之助」とだけ書いたあの黒ずんだ標札と共に……。

広瀬中佐

上村彦之丞海軍大将に叱られたのは、鎌倉の材木座の私邸だった。

日本海の聖雄、東郷元帥にくらべて、戦争運が悪かったというか、第二艦隊を率いて、ロシアのウラジオ艦隊と対抗したが、速力と濃霧の関係で、なかなか捕まえられず、逆に常陸丸を撃沈されたりして、留守宅に石を投げこまれた、あの上村