후리가나로 읽는 일본 고전
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みちくさ
道草
夏目 漱石의 道草(みちくさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,812자 · 293화면
しかし島田夫婦が彼の父母として明瞭に彼の意識に上ったのは、それから間もない後の事であった。
その時夫婦は変な宅にいた。門口から右へ折れると、他の塀際伝いに石段を三つほど上らなければならなかった。そこからは幅三尺ばかりの露地で、抜けると広くて賑やかな通りへ出た。左は廊下を曲って、今度は反対に二、三段下りる順になっていた。すると其所に長方形の広間があった。広間に沿うた土間も長方形であった。土間から表へ出ると、大きな河が見えた。その上を白帆を懸けた船が何艘となく往ったり来たりした。河岸には柵を結った中へ薪が一杯積んであった。柵と柵の間にある空地は、だらだら下りに水際まで続いた。石垣の隙間からは弁慶蟹がよく鋏を出した。
島田の家はこの細長い屋敷を三つに区切ったものの真中にあった。もとは大きな町人の所有で、河岸に面した長方形の広間がその店になっていたらしく思われるけれども、その持主の何者であったか、またどうして彼が其所を立ち退いたものか、それらは凡て健三の知識の外に横わる秘密であった。
一頃その広い部屋をある西洋人が借りて英語を教えた事があった。まだ西洋人を異人という昔の時代だったので、島田の妻の御常は、化物と同居でもしているように気味を悪がった。